花水ミニバスの選手へ、
第5回しらさぎカップ、春に引き続き平塚地区優勝おめでとう!よくがんばりました。この大会は、みんなにとって学びの多い大会だったのではないでしょうか。
前大会が終わり、この大会に向け、基礎練習、練習試合を通して、8月の上旬くらいまで順調にチーム力が上がって行きました。御殿場、横須賀遠征でも結果が出ていました。
8月17日に開催された選抜大会で、キャプテンのトモヒサ選手に、試合中レイアップシュート後転倒し左手首の骨にひびが入り全治3週間というアクシデントが発生しました。関東大会がかかった予選に間に合うか間に合わないかという微妙なスケジュールに、トモヒサ不在、チームに不安が走りました。とくに六年生の元気がなくなりました。
そういった不安をかかえたまま、この大会に入りました。主力選手が欠けるというのは、試合が出来ないというより、いい練習が出来ないのです。練習が出来なければ試合も出来ないということなのだ。試合より練習の方が大切なのです。(これがわかっているスポーツマンは非常に少ない。小学生ではなかなかわからないことだと思います。これからの経験でわかるでしょう)
私の見た目でも、チーム力が上がっていたときと比べると50%くらいのパフォーマンスでした。それでも、こも大会、君たちは、相手に一度もリードされることなく、たんたんと試合をして結果を出した。素晴らしかった。特に背の高い選手がいるわけでもなく、小学生離れした選手がいるわけでもなく。花水ミニの歴史でも、今までにないチーム。前大会で一番得点をとったトモヒサ選手に頼ることなく、みんなが得点できるチームに進化した。失点率のダントツに低く、つまらない、きついディフェンスの練習の成果が出てきていることを証明している。
ケガをしたトモヒサ選手も、大事なときにケガでバスケットが出来ない経験をして、チーム戻りまたバスケットをする。ケガの前と後ではバスケットが違ったのではないだろうか。トモヒサ選手自身もケガで大きく成長した。精神面も技術面も成長しましたね。
君たちが今回成長したのは、技術面もさるとこながら、精神面の成長があったと思う。自分の弱い一面が出たりした。これは成長するに絶好のチャンスだった。自分中心の考えから少し視野が広くなった選手も増えた。プレーにも現れていた。
最後に、
平塚地区代表の権利を持ちながら、六年生の学校行事で県大会に出場することが出来なくなりました。主力選手が欠けるということで、平塚ミニバスケットボール連盟の推薦を受けることができませんでした。
これでまた、
君たちは、これでまた成長できる!
最強だ!
小学校六年生の林間学校は、このときしか経験できない。
でも、県大会はこれからまた何度でも行ける!
それに、バスケットボール選手である前に君たちは小学生だ。
難しいかもしれないが、何かを決めるには優先順位がある。
大人の私たちがバスケットボールを通して、君たちに学んで欲しいことは、こういうときにどうするかということだ!
バスケットで学んだことを君たちの人生活かして欲しい!
友だちをたくさん作って欲しい。
モノや道具を大切にして欲しい。
試合の相手に感謝して欲しい。
サポートしてくれる大人をリスペクトして欲しい。
突然苦しい状況が来た時に対応できるようになって欲しい!
花水小学校の体育館が新しくなったとき、陸川監督率いる東海大バスケット部が大勢来てくれて、そこから学んだこと、
「次!」「次!」「次!」
次がある!
シュートを入れられたらマイボール。
必ず次がある!
何度でも立ち上がろう!
今こそ花水ミニバス魂を活かすときだ!
君たちは素晴らしい!
(文責:中島正雄)